読書時間の減少と学力への影響

調査概要
ベネッセ教育総合研究所は、東京大学社会科学研究所との共同プロジェクトとして、「こどもの生活と学びに関する親子調査」を継続的に実施しています。本調査は、小学校低学年から高校生までのこどもとその保護者を対象とした大規模追跡調査で、生活習慣や学習行動、読書やスマートフォン利用の実態などを明らかにすることを目的としています。調査は主に夏季(7〜9月)に実施され、こども本人と保護者双方の回答を得ています。
調査結果
本調査から、子どもの読書習慣はこの10年で大きく低下していることが明らかになった。特に「1日まったく本を読まない」子どもの割合は半数を超え、学年が上がるほど読書時間の減少が顕著である。
一方で、スマートフォンの利用時間は全学年で増加しており、スマホ利用時間が長いこどもほど読書時間が短い傾向が確認された。追跡調査からも、スマホ利用の増加が後の読書時間の減少につながる可能性が示唆されている。
また、読書時間が一定程度あるこどもほど語彙力・読解力が高い傾向が見られ、短時間でも継続的な読書が学力にプラスに働く可能性が示された。さらに、保護者自身の学習・読書習慣が、こどもの読書行動に影響を与えていることも確認されている。
まとめ
アソビットグループの学童保育では、 読書習慣の低下やスマートフォン利用時間の増加といった現状を踏まえ、こどもが日常的に本に触れられる環境づくりに取り組んでいきます。短時間でも継続した読書が語彙力や読解力の育成につながることを大切にし、落ち着いて本を読む時間や、読書に親しむきっかけを日々の生活の中に取り入れることで、こども一人ひとりの学びの基盤を支えていきます。
ベネッセ教育総合研究所・東京大学社会科学研究所「こどもの生活と学びに関する親子調査ニュースレター」


