「親に言えないこと」を抱えているこどもたち

調査概要
ベネッセコーポレーションは、「進研ゼミ 中学講座」の会員を対象に、中学生とその保護者を対象とした親子間コミュニケーション調査を実施しました。
調査対象は、中学1年生から3年生の中学生5,438名と、その保護者498名です。
調査期間は、中学生が2025年8月8日〜14日、保護者が8月13日〜19日で、いずれもインターネットによるアンケート方式で行われました。
調査結果
・「親に言えないこと」を抱える中学生の割合
中学生の約 58 %が「親に言えなかったことがある」と回答。なかでも、「感謝しているけれど伝えられていないこと」があると言う子は 46 %、「いつか伝えたいことがある」は 44 %。
・保護者の認識
保護者のうち 83 %が「子どもに言えない本音があると思う」と回答。また、69 %の保護者が「子どもからもっと気持ちを伝えてほしい」と思っている。
・親子の価値観ギャップ
親子とも「勉強のしかた」「スマホの使い方」が価値観の違いを感じるテーマとして上位に挙がった。加えて、中学生は「SNSの考え方」を重視する一方、保護者は「人との距離感」などを重視する傾向も見られた。
・コミュニケーション手段
中学生では 67.3 %、保護者では 73.1 %が、親子の相談・会話には「直接会って話す」ことが最も有効な手段と回答。SNSなどのデジタル手段よりも、対面での会話が信頼されている。
・話しやすさに関する認識の違い
中学生は「親の表情が柔らかいとき」「自然な空気があるとき」に話しやすさを感じるという回答が多い。一方、保護者は「否定しないで聞く」「自分の失敗を話す」など、工夫や振る舞いを意識する姿勢が強い。
専門家の見解
調査結果を受けて、進研ゼミ中学講座の責任者・高橋祐樹氏は以下のように述べています:
「夏から新学期にかけては、生活リズムや人間関係の変化が大きな時期。家庭の中での会話が安心の土台になり得る」
「保護者と子どもで“話しやすさの感じ方”に違いがあるため、自然な時間や表情、無理のない雰囲気づくりを意識してほしい」
このコメントからは、親と子の認識ギャップを前提にしながらも、日常のふとした言葉や目線が大切、という視点が伝わってきます。
まとめ
アソビットグループの学童保育では、今回の調査で示された“親子の感じ方の違い”や“コミュニケーションの大切さ”を日々の現場でも強く感じています。子どもたちが安心して気持ちを話せる雰囲気づくり、そして自然体でいられる環境を整えることを大切にしています。
また、保護者の方とも日々の様子を丁寧に共有することで、“伝えたいけれど伝えづらい”思いを支えられる存在でありたいと考えています。今回の調査を踏まえ、家庭と学童が一緒に子どもの安心を育む場として、これからも環境づくりに取り組んでまいります。
ベネッセコーポレーション「進研ゼミ 中学講座 中学生親子間コミュニケーション調査」プレスリリース


